今年大学を卒業した僕は、テレビ番組の制作プロダクションでアルバイトをしている。本当は正社員として就職したかったのだが、この就職難なので仕方がない。僕のおもな仕事は、バラエティ番組の企画を考え、企画書をまとめることだ。今までにないような、斬新なアイデアを生み出さなくてはならない。僕は、アイデアの参考として、海外バラエティ番組のビデオを参考にさせてもらっている。海外の番組には、日本人には思いつかないネタが隠されていることがあるからだ。制作プロダクションの上司からは、つねに「斬新なアイデアを作れ」といわれている。そんなふうにいうのは簡単だが、テレビの歴史がはじまって数十年、今までありとあらゆる番組が作られてきた。今までになかった斬新なアイデアなど、新人の僕に考えることができるのだろうか。僕がはじめて見た海外バラエティは、他人の家が留守の間に勝手に入り込み、その家に住みついてしまうという、ドキュメンタリータッチのどっきりカメラのような番組だった。今の日本で、もしそんな番組を作ったら、その住人に訴えられ、裁判沙汰になってしまうだろう。いや、番組を作る以前に、企画すら通らず、上司の怒りを買うだけだ。まだ法律のゆるい外国だからこそ成立する番組といえる。海外バラエティの破天荒なアイデアが、僕の頭を刺激してくれた。おかげで、僕の考えた新番組の企画が実現することとなり、高い視聴率を記録することができた。うまくいけば、そろそろアルバイトは卒業し、正社員として採用されるかもしれない。
海外バラエティ番組の中でも特筆すべきなのは、日本ではあまり知られていない「ザ・クマーズ・アット・ナンバー42」でしょう。2001年から英国放送協会が金曜21時30分からというゴールデンタイムに放送していたこの番組は、クマーズというインド人4人家族が住む42号室に毎回ゲストが招待され、家族から質問攻めにあうというスタイルのトークショーです。知的なトークが全世界で好評を博し、国際エミー賞を2度受賞しています。かつてイギリスに植民地化されたインドが高度な知性で世界を席巻するというのは、情報処理の分野には限らないということを証明したような番組でした。
シリーズ物の海外ドラマが日本で受け入れられてから、どんどんと新しい物が紹介されているが、海外バラエティ番組というと、なかなかレンタルでは見ることができないし、たまに紹介される時もそのものズバリというよりは、抜粋されていたり、ひどい場合は日本のバラエティ番組が海外のバラエティ番組の面白い企画をそのまま引用していたりすることがあって、後で本物を見たときに、あれ同じだなんて事もたまにあるぐらい、本物にはあまりなじみがなかったりする。でも、だからと言って、面白くないかと言えば、そうではなく日本で企画を頂いてしまうぐらいだから面白いのだけれど、現地で流行っているジョークを日本人に上手く理解させるように翻訳することは難しく、それに海外バラエティ番組は数が多いため、日本のメディアに乗せるにはかなりの難関が待ち受けているのだ。
日本のバラエティといえば、大体、お笑い芸人が出ているイメージですよね。いろんなコーナーが設けられていたり、毎週コーナーが変わったりといったかんじだと思います。もちろんとてもおもしろいです。ただ、私が最近はまっているのが海外バラエティです。本当におもしろいんですよ。特にはまったのが、アメリカのバラエティ番組です。日本とは違って、ドキュメンタリーのようなかんじでつくられているものが多いと思います。
日本でも放送されている海外バラエティで、毎週楽しみに見ているものがあります。アメリカのオーディション番組で、全米からよりぬきの、歌手やダンサー志望の素人が、その技を競い合うというもの。一位になれば、全米デビューが約束されています。そして結果を決めるのは、視聴者。日本では録画したものが放送されていますので、リアルタイムでの電話投票はできませんが、見ているだけでも本当に面白いのです。以前、日本でもオーディション番組というのは放送されていましたが、スタジオで収録されているせいか、歌手の緊張感ばかりがこちらに伝わってきて、こちらまで緊張でおなかが痛くなってしまいそうな感じがありました。
以前は、地上波放送しか、我々一般市民は見ることが出来ませんでしたし、海外バラエティを見る機会もありませんでした。ところが、最近ではテレビのチャンネルも多様解しているので、海外バラエティを見ることも出来ますし、インターネットのサービスを利用する事も出来ます。地上波でも、長寿番組で、海外の番組を紹介するものもありますし、その中で、どのような企画をやっているのかなどを、確かめる事も出来ます。それによって、海外バラエティの内容が、私達にも身近になってきました。そんな感じで、見ていて最も思うのが、目の付けどころの違いです。